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旧村上邸-鎌倉みらいラボ-×一般社団法人IKKA 持続可能な場づくりとは  

築100年以上、鎌倉・西御門にある古民家旧村上邸のコンセプトは「持続可能性」市の重要景観建築物にも指定される、この建物は2019年、投資型クラウドファンディングを実施し、地域の方、全国の方に支えられ、旧村上邸-鎌倉みらいラボ-として「学びの場」に生まれ変わりました。

旧村上邸の保存活用事業は、平成30年(2018年)6月15日付けで内閣総理大臣から自治体SDGsモデル事業に選定されました。

旧村上邸-鎌倉みらいラボ-では、一人ひとりの個性が活きる社会を目指し、ソーシャル・インクルージョンという切り口から持続可能な未来のためにできることを考えています。その一環として行っていることが、一般社団法人IKKAさんとの「ダウンインターン」活動です。ダウン症のある人たちとその家族への新しい支援のかたちを知ってください。

※ソーシャル・インクルージョン

「社会的包摂」とも訳され、その意味は「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念をいいます。

ダウン症のある人にも、社会と交わり「働くこと」を体感する機会を

「ダウン症」という言葉は、テレビや雑誌、ネット等で耳にすることは多くなったと思います。全国各地での啓発活動も功を奏して、社会での認知は進みつつありますが、まだまだ活躍できる仕事先などは少ないそうです。

IKKAさんは、彼、彼女たちの「良さ」や「強み」を活かし、活躍できる場を広げながら、親も「ダウン症のある我が子を育ててきた経験」をキャリアする。そんな方法を考えていきたいという思いで活動されています。こうした現状も教えてもらいつつ、僕たちも旧村上邸を使ってなにかできることはないかと思い、2020年の夏にお仕事体験を行っていただくことからスタートしました。

ソーシャル・インクルージョン × 旧村上邸-鎌倉みらいラボ-

同年(2020年)11月からは月1回、現在では月2回に回数を増やして継続的に清掃活動をしています。仕事の楽しさや喜びを知ってもらえたことでインターンの参加者が少しずつ増え、多いときは10名が参加する日もあります。 旧村上邸-鎌倉みらいラボ-にとっても、普段では行き届かないところまできれいにしてくださるので、とても助かっています。

この取り組みが持続可能な活動として続いていくためにも、インターン以外でも連携して収益を上げられる仕組みを何とかつくれないだろうか。そんなことを考えながら、お互いが良いかたちでずっと続けていける方法を模索しています。

人はみな個性があり、周囲の人や社会が協力し合うことで豊かな日々を送ることができます。旧村上邸ではソーシャル・インクルージョンという切り口から持続可能な未来のためにできることを考えています。

IKKAさんは、このインターン活動を、仕事を介して社会と交流するプログラムととらえ、活動に賛同する協力企業を募集しています。ぜひ興味のある方は問い合わせください。

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