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茶室がある鎌倉の古民家、日本文化を後世に遺すために。

鎌倉の古民家 旧村上邸日本庭園ないの離れにある二間の茶室、柏庵。当時の佇まいはそのままに、現代に蘇りました。

旧村上邸の大きな門をくぐり、路地を飛び石に従い歩いてゆくと待合へ目がいきます。蹲(つくばい)で手を清め、茶室特有の客の出入口、躙口(にじりぐち)から中に入ると、そこは本格的な茶室がひろがる非日常空間。

鎌倉と縁の深い茶道文化

村上邸の元所有者、村上梅子さんは、夫・忠助さんと一緒に武者小路千家(官休庵)の弟子として、お茶を嗜んでいました。「武者小路千家」は、千宗旦(千利休の孫)の次男一翁宗守(いちおうそうしゅ)が興した流派です。

鎌倉という土地柄、武家文化にも縁りがある茶道。「武家茶道」(ぶけさどう)の中には煎茶も扱う玉川遠州流(ぎょくせんえんしゅうりゅう)のほか、千利休の茶の湯が確立する前の茶道の流派である「小堀遠州流」(こぼりえんしゅうりゅう)は、誰もが美しいと納得するような洗練された美しさを追求する“綺麗さび”をメインにしています。

それから、時代を経て、令和の今。この柏庵は、古き良き日本文化を伝え続けております。
現在は、江戸千家のお稽古が定期的に行われているほか、心を落ち着かせるマインドフルネス研修の場としても活用いただいています。

※江戸千家 (えどせんけ)は、川上不白に始まる茶道の流派。 家元は東京都台東区池之端にあり、同門組織として不白会、関連機関の江戸千家茶の湯研究所があります。


着物の着付けの稽古と合わせて、茶道の時間を設けることで、より深く日本文化を学ぶこともできるのではないでしょうか。

▽旧村上邸 -鎌倉みらいラボ- はこんな施設です。

・明治末期に建てられた歴史を感じられる和風木造住宅
・フリー Wi-Fi・プロジェクター+スクリーン+ホワイトボード等完備
・多目的ホール(能舞台)・茶室併設など日本文化に触れることができる空間
・湘南エリアの食を体験できるケータリング・出張料理サービス「EATLO」もご利用可能
多様な研修プログラムを実施できる講師陣の紹介可能
・周辺は落ち着いた環境で、鎌倉駅から観光名所へも徒歩圏内
・同時に50名まで収容可能。部署をまたぐ研修や新入社員研修等、大人数が集まる企業研修時にも
一日プラン・半日プラン を用意さまざまな用途でご利用可能

ぜひ興味のある方は問い合わせください。

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