「鎌倉好き」と共に育む 旧村上邸の新たな魅力
鎌倉という街は、歴史ある古都でありながらも、現代の息吹と文化が融合した場所として多くの人々に愛されています。その中で、「旧村上邸 -鎌倉みらいラボ-」が、株式会社エンジョイワークス（以下エンジョイワークス）の子会社である株式会社グッドネイバーズ（以下グッドネイバーズ）が運営しています。「SDGs未来都市かまくら」の中で「社会」「環境」「経済」の三側面を循環させるSDGsのショーケースとなることを目指しています。
2016年に鎌倉市に遺贈された旧村上邸 は、2019年から鎌倉市とエンジョイワークスが定期賃貸借契約を結び、不動産クラウドファンディングの「ハロー! RENOVATION」を通じてリノベーションが行われました。
2023年10月31日には、期間満了となり、ファンドに出資した方々には元本と利回りが当初の予定通りに償還される予定です。
この5年間の運営は、地元コミュニティと資金提供者の協力があってこそ実現したものであり、その成果を広く共有するため、2月17日に「新しい鎌倉の楽しみ方を考えるワークショップ」を開催しました。
ワークショップは、株式会社ファンベースカンパニーの協力を得て、鎌倉エリアに住む方々や鎌倉に興味のある方々に向けて企画されました。予想を上回る参加があり、旧村上邸で新たな鎌倉の魅力を見つけ、アイデアを共有し合う場となりました。
当日はいくつかのグループに分かれ、意見交換を行いました。鎌倉の歴史や文化、地域社会との連携などに焦点を当て、それぞれが持つアイデアや提案が次々と飛び交いました。地元企業の方や地域住民、そして鎌倉好きな参加者たちが、異なる視点から熱い思いを語り合いました。
特に注目を集めたのは、参加者たちによる旧村上邸でのアクティビティやイベントの提案。アートや文化、環境保護などさまざまな分野からのアイディアが生まれ、これらが実現することで、旧村上邸がますます地域と一体となり、新たな魅力を発信する拠点となることが期待されています。
このワークショップは、参加者たちが鎌倉の未来に対する熱い思いを共有し、具体的なアクションに繋げるきっかけとなりました。「この先、10年20年と変わらず、地元コミュニティと連携し、新たな魅力を生み出し続けていく場であってほしい」。「鎌倉好き」の人たちのそういった思いが、街全体に広がっていくことを期待しています。
