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企業と鎌倉をつなぎ、地域課題の解決へ

能舞台や茶室があり、敷地内には広大な日本庭園が広がる和風建築「旧村上邸ー鎌倉みらいラボー」(以下、旧村上邸)。2019年5月から企業の研修所(保養所)、地域のコミュニティ施設としての活用がスタートし、今では数多くの企業や地域のみなさまにご利用いただけるようになりました。

株式会社オオスミ様
NTTコミュニケーションズ株式会社様
東京ガス株式会社様
地域の自治会の利用
地域の方の茶会利用
能のお稽古

このような実績を積み上げてきた旧村上邸ですが、次に施設として目指しているテーマは、「企業と鎌倉をつなぐ舞台」をつくっていくこと。
具体的には、旧村上邸を利用していただいた企業と鎌倉の地元企業や行政、団体、市民とつなぐ機会をつくり、共創するきっかけを創出すること。やがては、まちの課題解決につなげる事をテーマにして取り組んでいきます。

取り組みイメージ

まちの課題解決には、まずは課題を知ることから

課題を解決をしていくには、抱えている課題を具体的に把握し、共有していくことが大事になります。まずは課題解決の第一歩として、5月28日に旧村上邸で開催されたイベント「鎌倉SDGsアクションDAY」の中で、
日頃コトバにできない想いや困っていることを鎌倉の市民、団体、企業、行政のみなさんととにかく掘り出すブレストを開催しました。

日々、何となく思っているまちの課題感を鎌倉市民や鎌倉に関わる人と一緒にとにかく出し合っていく。
今回のイベントでは、「子育てと働く」「商店街が抱える課題」「空き家」の課題解決に取り組んでいる3名のブレストリーダーと一緒に考えていきました。

■”子育てと仕事”ブレストリーダー
小松あかりさん
https://www.kamakurafm.co.jp/kgs.html

岩手県出身、鎌倉在住。
結婚・出産を経て、「子育て」と「働く」の両立には障壁が多くあることを感じ、子育て時期の働き方に多様性を生み出すべく「子育て空間の共有」のエッセンスをプラスしたを設立。
現在は「暮らしとはたらくをもっと近くに」をテーマにラジオ・執筆・事業マネジメント等を通し様々なひとの想いや生き様を社会に届けている。
鎌倉FM 朝の情報番組『KAMAKURA GOOD MORNING STATION』メインナビゲーター。


■”商店街が抱える課題”ブレストリーダー
面白法人カヤック企画部 來島政史さん
http://www.kayac.com/team/kijima


1983年横須賀生まれ逗子育ち。2007年面白法人カヤック入社。広告クライアントワーク、ゲーム事業部を経て、現在はちいき資本主義事業部でコミュニティ通貨「まちのコイン」の運用に携わり、鎌倉地域を担当する。地元の逗子では20代の頃からローカルイベントの企画運営に携わり、2019年からは逗子・葉山のローカルメディア「ズシレコ」編集長としてPodcast配信を続けている。

■”空き家”ブレストリーダー
株式会社エンジョイワークス 唐沢優

1975年東京都生まれ。センサーメーカー、動画系ITベンチャーを経て、システム開発会社を立ち上げる。2017年エンジョイワークスに入社。Tech部門の責任者としてWEBサービスや社内システムの開発全般に携わる。「長く使われること」「自分でつくること」をコンセプトとする「スケルトンハウス」に住み、休日は自然の中で家族や友人と遊ぶ時間を大切にしている。

まちのリアルな声を現場で聞いていく

イベントの冒頭には、「子育てと働く」「商店街の課題」「空き家」3つのジャンルに関わる鎌倉市の行政担当者から説明があり、その後は各ジャンルのグループに分かれてブレストスタート。

このイベントには、過去に旧村上邸を利用いただいた企業の方もお呼びして、ブレストにも参加していただいています。

ブレストした課題感の共有を

今回、ご参加いただいた企業の方に話を伺うと、色々な背景がある方から直接言葉で発せられる課題感というのは凄く説得力があったとの声がありました。

次回以降、また別のジャンルの課題をブレストするイベントを企画していたり、今回出てきた課題をどう解決に導いていくのか議論し合うイベントの開催を検討しています。

また、課題感の把握・共有だけでなく、様々なまちに関心のある方々がつながって新しい動きが出始めていることも収穫の一つです。

今後更に多くの企業の方に参加をしていただき、この場所で新たな出会いや解決に向けての舞台を整えていきたいと思っています。

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